
試合に負けた後に原爆画像を投稿した選手が起因/ HUFFPOSTより
本田技研工業(ホンダ)は5月19日、所属選手が原爆画像を投稿した世界的なeスポーツチームでALGS CHAMPIONSHIPで札幌にも来日したAPEX部門をもつ「Team Liquid」とアメリカの現地法人が結んでいたスポンサー契約を解除したと発表した。
ディアス選手の謝罪投稿
Hey everyone. I want to sincerely apologize for the post I made after our last loss. I made a big mistake using that GIF, and I understand that it may have caused discomfort to many people. From the bottom of my heart It was never my intention to make any offensive reference, but…
— Liquid Dias (@DiasLucasR6) May 15, 2025
「Team Liquid」のレインボーシックスシージ部門に所属するブラジル国籍のルーカス・ディアス選手が、5月13日のレインボーシックスシージの世界大会で日本を拠点とする「CAG OSAKA」に敗れた後、原爆投下に関するGIF画像をXに投稿。「原爆被害を軽視している」などと批判が殺到し、ディアス選手は投稿を削除した上で「大きな間違いだった」などと16日に謝罪していた。
ホンダは契約解除の理由について、ディアス選手の投稿が「ホンダの『人間尊重』というフィロソフィーと相容れない」とハフポストに説明している。
ホンダ側は当初、一連の事案を受けて、チーム側に「速やかに厳重抗議をした」と説明。17日の時点では、ディアス選手が投稿を削除した上で謝罪文を掲載したことや、「Team Liquid」側から再発防止策が示されたことを理由に、スポンサー契約の解除はしていなかった。
その後も事案について「慎重に検討した」結果、契約を解除したという。
ディアス選手が投稿したGIF画像は、BBCが広島への原爆投下について取り上げた取材・再現動画「Hiroshima: Dropping The Bomb - Hiroshima - BBC」(2017年投稿)の一部が切り取られたものとみられている。
ディアス選手は16日の謝罪投稿で「あのGIF画像を使ったのは大きな間違いだった。多くの人に不快感を与えたかもしれないと理解しました。心の底から、侮辱的な言動を意図したものでは決してありませんでしたが、画像の文脈や選んだことが不適切だと認識しました」と釈明していた。
なお、この大会ではCAGは決勝戦まで進出し世界2位という好成績をおさめました。
RE:LO:AD 2025 GLAND FINAL
LAIR 4-7 LOSE
BANK 3-7 LOSE
KAFE 3-7 LOSE
0-3で負けてしまいました😭
世界チャンピオンまであと1歩でした!
この長い期間を戦い抜いた選手、コーチ達を誇りに思います💪
強くなってまた戻ってきます🔥
早朝からシージファンの皆さん応援ありがとうございました🙏… pic.twitter.com/TawBqav08N— CAG OSAKA (@CYCLOPS_OSAKA) May 18, 2025