
ALGSプロリーグに参戦するWhite Grim Reaper(WGR)を運営するGENオーナー/GMにお話を伺った!
現在、ALGSプロリーグに参戦するWhite Grim ReaperとCCに参戦中のWGR ambitionという2つのチームを擁するeスポーツチームWhite Grim Reaper(WGR)
そのWGRを運営するWGRのオーナー/GMで(株)タイムチケットのマーケティング部長のGEN氏とAPEX部門のマネージャーのmiiさん(オンラインで参加)に同社がWGRを運営するにいたった経緯、今後の展望などを伺った。
タイムチケットがeスポーツ事業を行うことになった経緯
管理人:本日はお時間をいただきありがとうございます。White Grim Reaper(WGR)を運営する(株)タイムチケットのマーケティング部長でWGRのオーナー/GMのGENさんにWGRについて色々、お話を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
GEN:よろしくお願いいたします。
管理人:まずは運営会社であるタイムチケット社のことと、どうしてAPEXのチームをつくることになったのかその経緯を伺いたいです。
GEN:わかりました。タイムチケットは東証グロースに上場する株式会社グローバルウェイのグループ会社です。当社は、社名にもなっているタイムチケットというサービスを運営しています。
タイムチケットは『知識・スキル・経験を売買する』CtoCプラットフォームサービスです。背景には、個人がもっと活躍できる世の中を創りたい、という想いがあります。
このタイムチケットのゲームに特化したサービス「GameTomodachi」という別のサービスも行っています。GameTomodachiは配信者の方と一緒にゲームをすることができるサービスです。このGameTomodachi からゲームの領域に会社として関わるようになりました。
同時にTikTokなどのLIVE配信者の事務所タイムチケットプロダクションを運営しております。配信者をサポートする事業の延長でeスポーツ事業を行ってみたいと思っていました。
管理人:個人がもっと活躍できる世の中を創りたいというというというのが全てに通じるコンセプトなんですね。
GEN:そこは一貫しています。eスポーツ・ゲーム配信業界はマクロ/ミクロの業界課題が多くあると感じていますので、私やタイムチケットが関わることで健全化・改善の一歩にしたいと考えています。そんななか、APEXのカスタムマッチを運営しているWGRを運営しているよしおさんと面識をもち、最初はWGRの主催する大会のスポンサーをするところから関わりました。いろいろ話をしていくうちに当時の配信者や活動者を中心としたWGRという組織体では対スポンサー・対メーカーであるEAさんとの関わりなど多くの課題があることがわかりました。それであれば法人である私たちが一緒に運営をすれば体制を強化することができ、大会の運営やeスポーツにもっと深く関われるのではないかと思い、WGRをタイムチケットのeスポーツ事業という位置づけで運営していくこととなりました。
管理人:なるほど、そういう経緯でWGRを運営していくことになったのですね。
APEX部門を設立したわけ
管理人:WGRとしてAPEX部門を設立するにいたった経緯もお聞かせいただけますか。
GEN:WGRを当社で運営をすることになった段階でeスポーツチーム部門を設立しようと決めました。APEX部門を設立しようと思ったのは大きく3つです。
①世界大会が日本で開催されるぐらい日本で人気があるタイトルだから
②APEXのカスタムマッチを何度も開催していたので配信者、活動者のかたの交流があったからです。APEXの公式コスプレイヤーもWGRには所属しています。(東京ゲームショウにもコスプレイヤー4名を派遣)
③他のFPSよりもプロの枠が多いので参入できる可能性が高いと思ったからです。
管理人:WGRとして競技シーンに参戦したのは、いつからですか。
mii:Year5 SP2 のPL QUALIFIERSからスタートでPLQに1チーム(ambitionの原点を築いた初期メンバーで構成)その後プロリーグからWhite Grim Reaper、CCからWGRambitionが参戦しています。
管理人:今年からなんですね。CCも含め
APEX部門の目標とWGRとしての強み
管理人:APEX部門の目標と強みを教えてください。
GEN:チームとしての目標は2チームともプロリーグで戦うこと、そして札幌のチャンピオンシップへの出場です。
世界大会に参戦経験のある選手もいれば、新進気鋭の選手もいるのでこれからが楽しみです。
チーム、組織としての強み、特徴はこれから発揮していきたいと思っていますが
①TikTok事務所のつながりで、ゲーム関連のお仕事に繋がるものをチャレンジできること。
②上場企業のグループなので経営基盤はしっかりしていること、契約書や報酬面でも選手をしっかりサポートすることができることです。
それと、グループにコンサルティングファームがあり、取引先企業の社内eスポーツ大会の制作やキャスティングを行うこともあるのでオフシーズンには選手にコーチングやイベントへの出演などの仕事をふることもできると思います。
グループのいろいろな機能を使って、経済的にも支援をしていきたいと思います。
ゲームビジネスそのものに参入をしようと思った理由
管理人:タイムチケット社がeスポーツ事業に参入する経緯は、お話を伺って理解をしましたが、きっかけとなったGameTomodachiをはじめどうして、ゲームビジネスに参入をしようと思ったのですか?
GEN:ゲーム業界はもちろん有望な市場なのですが、実は私自身が元々、セガでゲームタイトルのデジタルマーケティングやグローバルマーケティング、PM的な仕事この会社に入る前にやっていました。
管理人:ゲーム業界出身なんですね。
GEN:はい、本業をしっかりやりつつ、本業の幅を広げる意味でもゲームとからめた展開をつくるチャンスを狙っていました。
管理人:ゲーム業界出身者あるあるですね。そこから事業をつくりあげていらっしゃるのが素晴らしいです。
GEN:ゲーム業界を目指したきっかけは自分自身、競技性が高いゲームをプレイするのが子供のころから好きで、全国大会に出場したこともあります。社会人になってからもいろんなFPSをプレイしています。
管理人:ご自身がプレイヤ―のことを理解しているので、選手や配信者の方が活躍する仕組みづくり、支援をしていくことに熱量があるのですね。『個人が活躍する社会』をつくりたいというコンセプトを会社も大塚さん自身も貫いているのですね。素晴らしいです。APEX以外の部門も参入は考えられているのですか?
GEN:今はAPEX部門の基盤をつくることに集中していますが、もちろん可能性と機会があれば他のゲーム部門の設立はありえます。
管理人:なるほどわかりました。APEX界にしっかりとした基盤をお持ちの会社が参入され、成功し、それによって選手や配信者、コスプレイヤーの方々の活躍の場が増え、彼らが安心して活動できる基盤がつくられるというのは素晴らしいことです。是非、eスポーツ事業を成功させてください。
GEN:ありがとうございます、まずはAPEX部門を頑張っていきたいと思います。
管理人:貴重なお時間とお話をありがとうございました。
取材後期
ゲーマーのことを理解し、事業としてeスポーツを取り組む上場企業やそのグループがAPEX界に増えることは選手にとっても競技シーンにも、結果的に多くのAPEXプレイヤーにもとてもいいことです。WGRの今後の活躍に期待したいですね。