
FPS/TPSのプロゲーマー映像制作クルーDUAL ORBITがFPV専門のスクールDUAL ORBIT FPV ACADEMYを立ち上げた
FPVドローンとは?
ミュージックビデオやレースの映像などで最近活用されているFPVドローンというドローンをご存じでしょうか。FPSではなくFPV(First Person View)つまり1人称視点映像のドローン。専用のゴーグルをかけドローンに搭載したカメラの映像を元に操縦するドローンのことを総称してそう呼びます。
現在、映像制作シーン、災害現場での救護活動など様々な場面でこのFPVドローンが大きな注目を集めています。
◆DUAL ORBIT提供映像
ラジコンのように、空中に飛んでいる機体を見ながら操縦するThird Person Viewとは異なり。前方に広がる映像を元に空間を立体認識し、瞬時に適切な操作をしなければならないのがFPVドローン。
未経験の人がそれなりに操作ができるようになるには100時間近い練習が必要になると言われています。そのため現状、国内ではFPVドローンの操縦士が圧倒的に足りていないと言われています。
そんなFPVドローンの操縦士の人材不足とプロゲーマーのセカンドキャリア問題に対して1つの解を提唱する新進気鋭のプロゲーマー集団が現れた。その名もFPVドローン映像制作クルーDUAL ORBIT!
新たにFPVドローンの養成スクールを立ち上げたDUAL ORBITの西田代表とチーフパイロットでプロゲーマーのあとばる氏にお話を伺いました。
◆何故、プロゲーマーがFPVドローンのパイロットに?
あとばる:2年前に学生時代の友人たちと食事をした際に、友人たちが転職やキャリアや資格の話をしているときに自分の今後のキャリアのことを考えました。今は、プロゲーミングチームに所属し、YouTubeでも動画の投稿を行うななどプロゲーマーとして活動しています。
プロゲーマーのセカンドキャリアは、チームのスタッフやゲーム会社への就職などゲームに関連した仕事に就ける人もいますが、大半がゲームに関係ない仕事をしているのが現状です。”ゲームの腕は関係ない” ”複雑なゲーム画面の情報操作 プロゲーマーのキャリアがなかなか活かせていないいないのです。
そんなとき、ドローンに興味を持ち、ドローンスクールに通い始めました。ドローン操縦を始めて1年後ぐらいに、日本でも安定的に飛ばせる機体性能と法律をクリアできる(※電波法により国内では規制されているFPVドローンが多い)ドローンが発売され、ドローン業界で大きな注目を浴びました。それが、今も使っているDJI AVATA 2というFPVドローンだったのです。
FPVドローンはそれまで操作したことがなかったのでFPVドローンのスクールに行ってみたのですが、概ねの目安となる練習時間の1/10の時間で私は課題やコースをクリアしていくことができたのです。スクール始まって以来の記録を次々に出していき、これは、自分が天才か?もしくは、FPVドローンは、ゲーマーに適正のある仕事になりえるのでは?と思い、回りの人間に相談をしました。
今回、DUAL ORBITの代表を務める西田も私が所属するチームのチームマネージメントを行い、会社を自分でやっているのでうってつけだと思いました。
◆eスポーツの制作会社を経営し、多くのプロゲーマーを支援してきた西田の想い
西田:私は、現在、eスポーツの制作会社を自分で経営しているのですが、あとばるとは、独立前、そして今も彼が所属しているチームのマネジメントを私が行っていることもあり、7~8年のつきあいがあります。
eスポーツ業界で、働いてきて、プロゲーマーのセカンドキャリアには、常日頃から課題に感じていました。ゲーム会社に就職したりプロeスポーツチームのスタッフとなって働けるのは一部で、多くがゲームとは全く関係ない仕事をしていく姿をみていくことに、もったいないという思いが募っていました。
プロゲーマーのスキルを活かして、彼らがその後も活躍できる道をつくっていきたい。そのために何とかしたいと思っていたのがDUAL ORBIT設立の元々のきっかけです。
ある日、あとばるから、ドローンの相談を受け、私も注目をしていたジャンルだったこともあり、これを事業にする検討を開始しました。まず、そもそも、あとばるが、突然現れた天才なのか?FPVドローンがプロゲーマーに適正のある仕事なのか検証してみようということで、何人かのプロ、元プロにFPVドローンの操作を習ってもらったのですが、やはりあとばる同様に通常の1/10ぐらいのスピードでFPVドローンを彼らは習熟していったのです。これはいけると!その時確信しました!
◆映像制作の実績を積み、3人のプロゲーマーと経営者の支援者たちで事業を開始!
西田:私もドローンの操縦を習熟し、あとばるは、プロゲーマーの活動の傍ら、FPVドローンの撮影の実績を増やしていきました。そしてこれを事業として立ち上げることを検討していくなかで、eスポーツ業界で事業を営む知人とその方の紹介で多くの企業の新規事業の支援を行う自身も起業家で投資家のお二人と事業の検討をすることになりました。
そして、パイロット兼講師としてsitimentyo、Namayakeという元プロ、現役のプロにチームに入っていただくこととなり、このたび、FPVドローンのスクール事業と映像制作を行うDUAL ORBITの事業を立ち上げました。
◆DUAL ORBIT提供映像
ここからは、1問1問形式でいくつか質問を
Q1:FPVドローンの仕事は、稼げる仕事ですか?
A:FPVドローンの撮影の仕事は1回で30万円、単価があがれば100万円ぐらいは請求できます。平行で講師の仕事もありますのでしっかり稼げる仕事になります(西田)
Q2:ドローンの市場は成長市場ですか?
2030年は1兆円市場になると言われています。映像撮影、スクール、運輸、点検(工場など)、警備など、多種多様な業態でドローンの需要は高まっていくようです。(西田)
Q3:お二人の今後の展望をお聞かせください。
まずは、スクール事業と撮影事業を軌道に乗せ、仲間を増やし拠点を増やしていきたいです。将来的にはドローンを使った他の事業にも進出していきたいです。災害現場や、もしかすると防衛といった現場でも私たちの仲間が活躍する可能性はあると思います。(西田)
パイロットの仲間を増やし、ゲーマーのセカンドキャリアとしてのドローンパイロットというキャリアモデルを確立させたいです。今は、私が撮影現場に出ていますが、私が、行かなくても済むようになるぐらいに仲間が増やしたいと思います(笑)(あとばる)
せっかくなので、インタビューROOMでもドローンを飛ばしていただきました。
ネッシードローンを室内で飛ばしていただきました。
西田さん、あとばるさん ご協力ありがとうございました!
DUAL ORBIT FPV ACADEMY概要
APEXプロプレイヤー求む
APEXのプロプレイヤーの方は、是非、一度、FPVドローンのレッスンの体験にお申込みください。いろいろな優遇や今後のパートナーシップの可能性もあるそうです。
◆インタビュー総括
FPSプレイヤーがFPVの操作に通常の1/10で習熟できるというのは驚きました。
プロゲーマーのセカンドキャリア考えての事業設立とい想いの部分に共感をしました。
APEXプレイヤーの皆さんは、是非、気軽にDUAL ORBIT FPV ACADEMYに相談されてみてはいかがでしょうか?