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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    大学教員の立場で、ちょっと長めの真面目な投稿です。

    今年度から東大の工学系では、全授業が原則英語化されます。

    これは必ずしもいきなり全て英語で授業が行われるということではないのですが、授業の履修者に英語での授業を希望する学生がいる場合には、大学側は英語で授業を提供する原則になったということで、大学が広く国際的に文句を広げ、かつ流動的に学生や教員を集めていく施策の基幹的な動きになります。たとえ日本人学生がマジョリティーの場合でも、原則英語の授業が今後増えてくることになります。もちろん一部の日本語でないと成立しない授業(例えば建築士免許に必須の法規に関する授業など)に関しては日本語のまま残りますが、それらはあくまで例外で、基本的には今後東大の工学系で学びたい人は英語で授業についてくる語学力がないと、十分に機会を生かし切れないような状況が、徐々にデフォルトになっていきます。

    これに関しては、僕が決定に関わっているわけではないので何も言う立場にはありませんが、もちろん日本語話者の学生に不利になる可能性や、そもそも国の財源で運営される大学が他国語で授業をやるのはいかがなものかといった疑義に対しても十分に議論をされた結果の強い判断なのだと思いますし、僕自身、国際的なアカデミアや実務・開発の環境に身を置く中で、今後日本語に閉じた授業や研究環境にこもっていては、大学としても、卒業生の価値としても、引いては日本の産業競争力や国力としても、確実にジリ貧になるのは目に見えている(というかもう既になっている)中で、必要不可欠な、もしくは少し遅しすぎるくらいの動きなんだと思います。

    日本の大学や産業開発力の国際的なプレゼンスの低下は、中で見ていても外から見ても著しいですし、語学だけでなく組織的な問題や発信力予算の使い方や配分に関するところにも、むしろより根本的な問題を抱えています。海外に出て専門性の必要な生活をしてみるとわかりますが、語学と言うのは単純に自動翻訳ができれば済むものでは決してなく、人と人とのマルチモーダルなコミュニケーションの総体なので、いろいろな場面で即応できる総合的な能力及び感覚を持っていないと、国際社会で相手にすらされなくなってしまいます。

    こうしたところを大学側だけでなく、教育を受ける側研究をする側教える側、さらにはそうした人材を活用する社会全体で意識を共有して変えていかないと、少なくとも最先端を開拓する目的を持った領域ではどんどん時代に取り残されるだけだと思いますし、しっかりその辺の意識や意義を及して取り組んでいく必要があるのだと強く感じています。

    実際僕も、建築学専攻でこの3年間やっている修士向け設計スタジオは毎回必ず何人かは海外からの留学生がいるので、原則英語での授業になっていますし(ただしこれは修士課程だから海外留学生が多いということで、学部ではこうした状況にはまだしばらくなりそうにはありません)、今年からはおそらく修士向け講義の「建築都市の情報空間」も英語での講義になるんじゃないかと半分覚悟はしている(もちろん資料の準備はできていない)状態です。

    僕だってもちろん日本語の方がニュアンスが伝えやすいし楽だし、英語だとわからなそうな顔をしている学生を横目に見て授業するのも辛いんですが、やっぱりここは変えていく必要はある。例えばタイや台湾、マレーシアなどの主要大学で講義やコミュニケーションをしていても、普通の大学生が英語でコミュニケーションできる能力はおしなべて東大よりあちらの方が断然高い。この状況はとにかく変えないと、いつまでも内にこもって相互評価で満足していてはとにかく本当にヤバいのだと感じます。

    ということで、これから東大を目指す皆さん、ぜひ英語でコミニケーションできる能力、半ば海外留学がいつでもできるような感覚を、しっかりと磨いておいてください。これは皆さんの将来にとっても、常に広めの視野と選択肢の中で生きていく上でも、とても重要なことなのだと思います。

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